四季で感じる古山の牛乳の春夏秋冬の味

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古山乳業

季節で味が変わる。自然そのままの古山の牛乳

分娩後約1週間以内の乳を初乳といいます。
初乳には、子牛の体を作るために必要なタンパク質やミネラルが多く含まれ、病気に対する抵抗力を与えるとか便通をよくするなど、子牛にとって大切な役目を果たしています。
また、食品衛生法で分娩後5日以内の乳の出荷を禁じられていますので、私達が味わうことはできません。

牛は生き物なので、気候や温度、湿度などの環境の変化を受けます。
野菜にも旬や、たくさん採れる時期と生産されない時期があるように牛乳も季節によって体質が変わりますので、味の変化が感じられるのです。

  • あたたかく牛に負担の少ない春は出産のシーズンです。仔牛を産み、お乳を出すようになります。
  • ホルスタイン牛は夏が苦手!
    夏バテのようになってしまうこともあり、餌を食べる量も減ります。
    水を飲む量が増える
    ことも、脂肪分の
    低下に繋がります。
  • 寒さに耐えれるよう、餌を食べて脂肪を蓄えます。
  • ホルスタイン牛の故郷が寒冷地ということもあり、寒さにはとても強いです。
    餌をたくさん食べ、寒さに負けないよう脂肪をつけます。
    牛が一年で一番活発な
    季節です。
  • ここで出産した牛は初乳を出します。
    人間が飲んでもおいしくないですが、とっても栄養豊富です。
  • 餌を積極的に食べないこともあり、夏の牛乳は比較的さらっとしていて、さっぱり軽い口当たりになっています。飲みやすさは四季を通して一番ですが、コクや濃さから見ると一番低くなっています。
  • 牛の活発化や餌を食べる量に比例し脂肪分が上がってくるので、コクと濃さが増していきます。
  • 牛乳が一番、おいしいと言われる季節!
    年間を通して、一番脂肪分が高くなることでコクが強まり、飲みごたえがあります。こっくり濃厚な口当たりを感じていただけます。

牛が快適に過ごせる気温は、5℃~25度前後で、寒さに強く暑さが苦手です。
そんな乳牛、暑さが苦手なので、夏は食べる量も減ります。そしてたくさん水を飲みます。そのため、牛乳の脂肪分が少なくなります。
また、エサそのものも、夏は生の青草を食べますが、冬は基本的に貯蔵しておいた水分の少ない干し草を食べるので、夏のほうが水分が多く、脂肪分が少なくなるのです。

夏と冬で牛乳内の成分が変わることでわずかに風味が変わってくるのですから、成分を調整してしまえば違いも何も消えてしまいます。
近年は餌の種類を変えたりして夏と冬の脂肪が均一な牛乳が良いとされる傾向にありますが牛の生態上、全てをコントロールできるわけもありませんので、成分無調整の牛乳のみ、違いを感じていただくことができます。

一般的な牛乳は、色々な牧場の牛乳が混ざっていることをご存知でしょうか?
全国にある牧場の大半が北海道に集中しています。都会にいくほど、東京にはほとんどありません。北海道などで絞られた牛乳が一箇所に集められ、全国に分配されているのです。

店頭に並ぶ様々なパッケージと有名なメーカー名。すごくこだわっている感じがしますよね。しかし、実際のところ中身の乳は一緒なことがほとんどなのです。
これだけ混ざってしまえば、本来はあったはずのそれぞれの牛の個性や、餌の違い等による牧場の季節ごとの個性も、当然感じることができなくなってしまいます。

大分県、もしくは熊本(阿蘇)の指定牧場の生乳しか扱っていないので、まず混ざることがなく、信頼関係で繋がっている牧場の乳のみを責任もって皆様にお届けしています。
一年を通しても同じ限定された牧場のため、季節ごとの違いがとてもわかりやすいです!

おいしさの感じ方には個人差があると言えど、冬の牛乳には夏にはない濃厚な風味があります。しかし、その冬ならではの風味の高さとは反比例するように、冬の牛乳の販売数は夏から減っていき、夏に比べて2割程度落ち込みます。
夏にグビグビ飲む牛乳はとってもおいしいですが、冬のこっくり濃厚な牛乳も是非、味わっていただきたいです!

素材の良さがあってこその、おいしい牛乳です。
牧場主とのコミュニケーションを大切にして、その時々の牛や牛の生産状況の確認をします。
その関係を地道に長く続けることで信頼関係が生まれ、その中で初めていい牛乳が出来ると思います。
そんな牛乳だからこそ、大事に飲んで欲しいといつも願っています。

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